ジョンは夕暮れ時の街でジョギングしていた。
古い建物の横を走っているとき、その建物の壁の向こうから、太く低く不気味な声で、「13…13…13…13」という、うなり声が聞こえた。
ジョンは、「なんだろう?」と不思議に思って立ち止まった。
見ると、壁には丸い穴が空いている。
ジョンは、その穴に目を近づけて、中を覗こうとした。
するといきなり、穴から鋭いものが飛び出してきて、ジョンの目をつき刺した。
ジョンは、のけぞりながら目を押さえ、「痛い!!」と叫んだ。
壁の向こうの声は、「14…14…14…14」に変わった。