赤ずきんちゃんがおばあさんの家に行くため、
森の中を歩いていた。
すると、木の下で、一匹の狼がこちらをにらんでいた。
赤ずきんちゃんは狼に気付き、あどけない表情で尋ねた。
「オオカミさん、どうしてあなたの耳はそんなに大きいの?」
狼は黙ってこちらをにらんでいる。
赤ずきんちゃんは、再び狼に質問した。
「オオカミさん、どうしてあなたの目はそんなに大きいの?」
狼は、やはり黙ったまま、こちらをにらんでいる。
赤ずきんちゃんは、さらに狼に質問した。
「オオカミさん、どうしてあなたの牙はそんなに鋭いの?」
狼は険しい表情を浮かべながら、答えた。
「うんこしてるときくらい、黙っててくれない?」