ドナルド・トランプ、バラク・オバマ、ローマ法王、メキシコ出身の少年の4人が、飛行機で移動していた。
しかし、途中で飛行機は致命的なエンジントラブルに見舞われ、墜落が避けられない状況になった。
しかも、脱出用パラシュートは3つしか無かった。
バラク・オバマは、「私は8年に渡ってアメリカ大統領をやり、ノーベル平和賞も受賞した。パラシュートをひとつもらう」と言って、脱出した。
次いで、ドナルド・トランプが、「私は世界で一番賢い男だ。だから、このパラシュートをもらう」と言って、脱出した。
ローマ法王は困惑しながら、少年の方を向いた。
「私は聖職者だ。神の元へ行くことにするよ。残った最後のパラシュートは君が使いなさい」
少年は法王に向かって、にっこり笑って、答えた。
「僕たちは2人とも助かるよ。世界で一番賢い男が飛び降るときに背負ったのは、僕のリュックだから」