ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

英語のジョーク(Joke)から秀逸なネタを選び、独自にアレンジして日本語でご紹介。ブラックジョークやちょっぴりエロいアダルト系の小ばなしも含まれることをご了承ください。ユーモアは心の潤滑油。気軽にお楽しみください。

(今日のジョーク)開業医の広告

地方からやってきた医者がマンハッタンで開業した。

しかし、患者は一向に来ない。

困った医者は、思い切って次のような広告を出した。

 

「診察1回につき一律40ドル。ただし、治らなかった場合は100ドルお支払いします」

 

一人のヒマな男がその広告を目にした。

そして、これは簡単に100ドル儲けるチャンスだと思ってほくそえみ、その開業医を訪ねた。

 

男:「先生、どうも舌が麻痺したみたいです。何も感じないんです」

 

医者は男の舌をじっくり診察した後、液体を一滴、男の舌の上に垂らした。

 

男:「うわ、なんだこれ!ガソリンじゃないか」

 

医者:「おめでとうございます。治ったようですな。費用は40ドルです」。

 

 

 手っ取り早く100ドル儲けようと思っていたのに、結局40ドル払うことになった男は悔しくてたまらない。そこで翌週、またこの医者の元を訪ねた。

  

男:「どうも、記憶が無くなったようなんですよ。何も思い出せないんです」

 

医者は男の舌をじっくり診察した。

そして、今回もまた、液体を一滴、男の舌の上に垂らした。

 

 男:「うわ、なんだこれ!先週くらったのと同じ、ガソリンじゃないか」

 

医者:「おめでとうございます。記憶が戻ったようですな。治療費は40ドルです」

 

 

うまくだまして100ドルせしめようとしたつもりが、逆に2週続けて合計80ドルを払うことになった男は悔しくて悔しくてたまらなかった。

男はリベンジに燃えた。

そして、翌週、また現れて、今度はこう言った。

 

男:「先生、どうも視力がだいぶ弱ったみたいで。何も見えなくなったんですよ」

 

医者:「はて、それは困りましたな。うーん、今度は治し方がわからない。降参です。100ドルお支払いしましょう」

 

医者はそう言って、財布からお札を1枚取り出して男に渡した。

 

しかし、それは約束の100ドル札ではなく、10ドル札だった。

 

男:「先生、これは100ドル札ではなく、10ドル札ですよ!」

 

医者:「おめでとうございます。目は治ったようですな。料金は40ドルです」

 

 

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