夜中に、一人の男がスマホで警察に電話をしてきた。
男は酔っぱらっているようだったが、慌てた口調で、電話に出た警官に叫んだ。
「た、大変だ!俺のクルマのハンドルが盗まれている!」
警官は盗難事件の通報を受け、現地に向かう準備をはじめた。
すると、すぐに同じ男からまた電話がかかってきた。
「た、大変だ!ハンドルだけじゃない。アクセルもブレーキペダルも消えている!!」
警官は出動の準備を急ぐことにした。
すると、すぐに同じ男からまたまた電話がかかってきた。
「た、大変だ!ハンドルとアクセルとブレーキペダルだけじゃない。スピードメーターも、ダッシュボードも消えている!!」
警官はこれは一人では手に負えないかもしれないと考え、他の警官たちにも応援を頼むことにした。
すると、すぐに同じ男から4度目の電話がかかってきた。
「うーん、もしかしたら、ここは後部座席かもしれない」