ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

英語のジョーク(Joke)から秀逸なネタを選び、独自にアレンジして日本語でご紹介。ブラックジョークやちょっぴりエロいアダルト系の小ばなしも含まれることをご了承ください。ユーモアは心の潤滑油。気軽にお楽しみください。

(今日のジョーク)標識 ~その2~

国道でスピード違反の取り締まりをしている警察官が、時速15キロでのろのろと走っているクルマを見つけた。

後続車が後ろに列をなして渋滞し、次々車線変更して追い越してゆく。

中にはイライラしてクラクションを鳴らす後続車もあった。

 

これは事情を確認した方がよいと判断した警察官はパトカーで追いかけ、その遅い車を道路わきに停車させた。

 

パトカーを降りた警官は、停車したクルマに近づいた。

クルマの中には中年の女性の運転手一人と、後部座席に2人の老人が乗っていた。

後部座席の2人の老人は、ともに目を見開いて幽霊のように青ざめた表情をしていた。

運転席に座っていた中年の女性は、警官が近づいてくるのを見て窓を開けた。

 

運転手:「おまわりさん、何か用ですか?」

 

警官:「ずいぶんゆっくり走っていましたね。渋滞の原因になっていたので、何か事情があるのかと思って止めました」

 

運転手:「私は、制限速度の時速15キロちょうどで走っていましたよ。ほら、あの標識に15って大きく書いてあるでしょう?」

 

警官:「あの標識の15という数字は、制限速度ではなく、ここは国道15号線、という意味ですよ」

 

運転手:「え?そうなんですか?なにしろ、免許を取り立てなもので。以後、気をつけます」

 

警官:「ところで、後部座席のお2人はご両親ですか。ずいぶん具合が悪そうに見えますが、大丈夫ですか?」

 

運転手:「さっき、260という標識の国道を走っているときに、気絶してしまったんです」

 

 

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