テッドは静かな海岸にある小さな家で、穏やかに老後を過ごしていた。
しかし、近くに国道のバイパスができてしまった。
バイパスには多くのトラックや乗用車が猛スピードで走り抜ける。
テッドは連日、その騒音に悩まされるようになった。
テッドは役所に行って文句を言い、高速で走り抜けるクルマの騒音を抑えてくれるように依頼した。
しかし、役所は取り合ってくれなかった。
仕方なく、テッドは一計を案じ、家の近くの道路脇に大きな看板を立てた。
すると、通過するクルマが減速するようになった。
看板には、次のように書かれてあった。
「ヌーディスト・ビーチ、すぐそば」