(その1)
新進気鋭の画家の作品の展示即売会を始めたニューヨークの画廊に、
身なりの良い一人の女性が入ってきた。
女性は、画廊の中の絵を熱心に見て回った。
そして、春の景色を描いた1枚の絵の前で立ち止まった。
彼女はその絵を隅々までチェックし、オーナーに購入の意思を伝えた。
オーナー:「いやー、お目が高い。実はこの絵は、今回展示している作品の中で、最高傑作なんです。どこが気に入られましたか?」
女性:「この大きさなら、うち子が壁に開けた3つの穴が、ちょうど全部隠れるな、と思って」
(その2)
現代アートの展示をしているニューヨークの画廊に、
一人の金持ちの女性がやってきた。
彼女は、展示されている絵を見て回り、やがて立ち止まった。
女性:「この絵は、すごく醜いわね」
オーナー:「お客様、それは鏡です」