とある田舎に信心深いおばあさんがいた。
おばあさんは、毎朝起きると、熱心に、神様に祈っていた。
その様子を見ていたとなりのおじいさんが、
ある日の夜、こっそり、おばあさんの家の玄関にピザを置いた。
翌朝、おばあさんが起きると、玄関にピザがある。
おばあさんは、深く感激し、神様に祈りをささげた。
「おお、神様!私に、ピザを恵んでいただき、ありがとうございます!!」
その様子を見ていた隣のおじいさんは、
笑いながら出てきて、おばあさんに言った。
「ハハハ。そのピザは、神様ではなく、わしが置いたんじゃよ」
それを聞いたおばあさんは、ひざまずき、
再び神様に祈った。
「おお、神様!本当にありがとうございます!私にピザを恵んでいただいただけでなく、そのお金を、あのじじいに払わせたのですね!」