(その1)
母親が顔にパックをしている。
6歳になるジェーンが、不思議そうにたずねた。
ジェーン:「ママ、何してるの?」
母親:「美しくなろうとしているのよ」
しばらくして、母親は、顔からパックをとった。
ジェーンは再び、母親にたずねた。
「やっぱりあきらめたの?」
(その2)
7歳の娘のローラが、おやつを食べながら、母親に質問した。
ローラ:「パパの頭は、どうして髪の毛があんなに少なくなってしまったの?」
母親:「それはね、ちゃんと頭を使って考えているからよ」
ローラはおやつを食べながら黙って考えていたが、しばらくして口を開いた。
「わかった!それで、ママの髪の毛はふさふさのままなのね」
(その3)
一家だんらんの夕食が終わり、台所で、小さい男の子のハリーが、お母さんのお手伝いをして、食器を洗っている。
リビングでは、父親と娘のブレンダが、TVを見ていた。
しばらくして、台所から、「ガシャン!ガシャン!ガシャン!」と、食器が次々割れる大きな音がした。
父親:「ハリーが、何かやらかしたかな?まだ小さいからな」
ブレンダ:「ハリーじゃないわ。割ったのは、ママよ」
父親:「どうして、そんなことわかるんだ?」
ブレンダ:「黙ってるもん」