ジョークの花園 ~アメリカンジョークを日本語で~

アメリカンジョーク、ブラックジョークを中心に様々な英語のジョークから面白いネタを選んで、日本人の感覚に合うようにアレンジし、日本語で紹介します。欧米の小ばなしにはそのようなものが多いため、品の良いものだけではないことをご了承ください。面白い一言も紹介します。笑いやユーモアは心の潤滑油。日常の中の気晴らしのページとしてお楽しみください。

(今日のジョーク)老いた海賊

一人の年老いた海賊が、ひなびた港町の酒場にやってきた。

海賊の片足は義足だった。右手は鋭い鉄製のフック、右目は黒くて丸いアイパッチを当てていた。

 

海賊は、厳しい表情をしたまま、カウンターの席にゆっくり座ると、ウイスキーを注文して静かに一人で飲み始めた。まるでパイレーツ・オブ・カリビアンのような独特の雰囲気を漂わせる海賊の姿に、興味を抱いた酒場の若い客が、おそるおそる近寄って、口を開いた。

 

若い客:「失礼ですが、あなたは、海賊として、いままで世界の海でいろいろな冒険をされてきたのですね?」

海賊:「ああ、そうだ」

若い客:「その左足はどうされたのですか?」

海賊:「この義足にしている足か?若い時、大きな商船を襲ったんだ。だが、その商船は俺たちをおびき寄せるためのおとりだった。たくさん兵隊が隠れて乗っていた。相手の船に乗り移った俺たちは、待ち伏せていた兵隊たちを相手に一歩も引かずに激しく戦った。この足は、その戦いで失ったのさ」

若い客:「へ~え。すごいですね。その右手の方はどうされたんですか?」

海賊:「この鉄のフックつきの義手にした方か。これは、仲間を裏切って宝を持ち逃げようとした連中と激しい撃ち合いになったとき、奴らの弾丸が2発貫通して、結局、切ることになったんだ」

若い客:「いろいろな修羅場をくぐり抜けてきたんですね。で、その右目はどんな戦いで失ったんですか?」

海賊:「この右目か?この右目は戦いで失ったんじゃない。こすったんだ」

若い客:「こすった?」

海賊:「ある日、右目がかゆくてたまらなくなってな。前の日に右手を鉄のフックにしたことをすっかり忘れていたんだ」