(その1)
クリスマスイブを前日に控え、女の子が、父親のところにやってきた。
「クリスマスプレゼントは、ドール・ハウスじゃなくて、別なものにして」
父親は、驚いて尋ねた。
「どうして?あんなに、欲しがっていたのに?」
女の子は答えた。
「ドール・ハウスは、うちのクローゼットの奥に、もうあったの」
(その2)
兄:「誰がクリスマスプレゼントをくれるか、知ってる?」
弟:「うん。アマゾン」
(その3)
男の子が、家の居間で大きな声で叫んでいる。
「サンタクロース様!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!ニンテンドー・スイッチが欲しい!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!」
男の子は、しばらくして、また、大声で叫び始めた。
「サンタクロース様!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!ニンテンドー・スイッチが欲しい!ニンテンドー・スイッチが欲しい!!」
父親が、うんざりした表情で口をはさんだ。
「おい、そんなに大声で叫ばなくたって、サンタは耳がちゃんと聞こえるよ」
男の子は答えた。
「サンタはそうかもしれないけど。遊びに来ているおばあちゃんはちがうよね」
(その4)
サンタクロースが、小さな女の子の頭をなでながら、たずねた。
「おじょうちゃんは、何が欲しいのかね?」
女の子は、不思議そうに答えた。
「あたしが送った電子メール、見てないの?」
(その5)
冷え切った関係の夫婦が、クリスマスプレゼントについて話をしている。
夫:「クリスマスプレゼント、何がいい?」
妻:「離婚」
夫:「あのさ、もうちょっと安くつくものにしてくれない?」