ジュディが街を歩いていると、突然、どこからともなく、叫び声がした。
「止まれ!上から鉄骨が落ちてくるぞ!!」
ジュディは驚いて立ち止まった。
すると、近くのビルの工事現場から鉄骨が落ちてきて、ジュディの目の前で大きな音を立てた。
さらにジュディが歩いて道路を渡ろうとすると、また声がした。
「止まれ!信号を無視した車が猛スピードで突っ込んでくるぞ!」
ジュディは驚いて再び立ち止まった。
その目の前を、赤い車が猛スピードで走り抜けていった。
立て続けて2度も命拾いをしたジュディは、「助けてくれたのは誰?」と周囲を見渡した。
すると、どこからともなく、声がした。
「私はあなたの守護天使です。あなたに危機が訪れたときのために、あなたを守っているのです」
ジュディは不思議そうにつぶやいた。
「あたしを危機から守ってくれてるんですって?じゃあ、あたしがあのろくでなしの男と結婚するとき、あなたは一体何をしてたの?」