エドワードがクルマに乗って、国道を運転しているときだった。
突然、道路わきの交通取り締り用カメラが光った。
彼は、制限速度に従って運転していたので、驚いた。
「そんな筈はない!オレは、制限速度を守っている」。
エドワードは引き返し、さらにスピードを落として、同じ場所を通過してみた。
すると、また、ぱっと取り締り用カメラが光った。
エドワードは、首をひねった。
そこで、もう一度引き返し、今度は本当に、ゆっくり、ゆっくり、のろのろと同じ場所を通過してみた。
すると、またまた、取り締り用カメラが、光った。
「この装置はきっと壊れてるな。警察から何か送られてきたら、文句を言ってやろう」。
エドワードは怒りを抑えながらクルマを運転し、そのまま家に帰った。
数日後、警察から、封筒が3通届いた。
エドワードは不信感に駆られながら、急いで封を開けた。
そこには、それぞれ、交通違反の摘発と罰金の支払いを命じる通知が書かれてあった。
罪状は、すべて、シートベルト未着用だった。