ひとりの男が浜辺を歩いていると、
古い金色のランプが砂浜に埋もれているのが目にはいった。
男はそのランプを拾い上げ、家に持ち帰った。
男は家に帰ると、書斎の机にそのランプを置き、汚れを落とすために布でこすった。
するとランプの口の部分から白い煙が立ち上り、魔人が現れた。
魔人:「私を救ってくれてありがとう。お礼に一つだけ、願いを叶えてあげよう。何でも言ってみよ」
男は腕組みをして考え、机の上の地球儀を指差した。
男:「ニューヨークからロンドンまで、橋をかけて欲しい」
魔人:「あのなあー。あんた、いくら何でもそれは難し過ぎだろ!大金が欲しいとか、健康で長生きしたいとか、もうちょっと別な願いはないのか?」
男:「うーん。。。。それでは、女性を理解できるようにして欲しい。どうして、女性は突然泣くのか?どうして女性は突然スネたり、笑ったりするのか?どうしてムードに左右されるのか?女性の心を理解できるようになりたい」
魔人はうろたえながら、机の上の地球儀を指差した。
「えっと。。。ニューヨークからロンドンまで橋をかければいいんだったな?2車線がいい?それとも4車線にする?」