高級老人ホームに仲が良い4人の老人たちがいた。
彼らは、元社長、元医者、元大学教授、そして元弁護士だった。
4人は、彼らのうち誰かが死んだら、天国に行ったときに困らないよう、葬儀のときに棺に1000ドルずつ入れてあげる、という約束をした。
ある日、元教授が亡くなった。
葬儀が執り行われ、3人は友人に別れを告げるため、棺に近寄った。
まず、元社長が、約束通り100ドル札を10枚、棺に入れた。
次いで、元医者が、やはり100ドル札を10枚、棺に入れた。
最後に弁護士が棺に近寄った。
彼は、棺に入っている100ドル札20枚を取り出した。
そして、小切手を取り出し、「3000ドル」と書いて棺に入れた。