ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

英語のジョーク(Joke)から秀逸なネタを選び、独自にアレンジして日本語でご紹介。ブラックジョークやちょっぴりエロいアダルト系の小ばなしも含まれることをご了承ください。ユーモアは心の潤滑油。気軽にお楽しみください。

(今日のジョーク)高級スーツの紳士とTシャツ姿の男

2人の男がバーに入ってきた。

一人は、高級スーツを着た、きちんとした身なりの紳士だった。

もう一人の方は、Tシャツ姿で、髪を赤く染め、耳と唇にピアスを付けた、いかにもチャラそうな男だった。

 

Tシャツ姿の男は、笑みを浮かべながら、カウンターに近づいた。

彼は、空のグラスをひとつもらってカウンターの上に置き、陽気にバーテンダーに話しかけた。

 

「ヘイ、マスター。賭けをしないかい?オレが、この店の入り口からおしっこを飛ばして、カウンターの上のこのグラスの中に全部入れられたら、100ドルくれ。もし、一滴でも外したら、100ドルあげるからさ」

 

バーテンダーは、「イカれたやつだ」と、つぶやきながら、応じた。

「おいおい、そんなこと、できるわけないだろう。よし、わかった。あなたがそんなに言うなら、100ドル賭けよう」

 

Tシャツ姿の男は、うなずくと、バーの入り口に立ち、ズボンのチャックを下した。

そして、カウンターの上のグラスをめがけて、勢いよくおしっこを始めた。

 

しかし、おしっこは、壁や床や椅子やテーブルにまき散らされ、グラスには一滴も入らなかった。

 

バーテンダーは、それ見たことかと、勝ち誇った笑みを浮かべながら、Tシャツ姿の男から、100ドルを受け取った。

 

Tシャツ姿の男も、バーテンダーに100ドル払い、満足そうに微笑んだ。

 

バーテンダーは、Tシャツ姿の男の表情を見て、不思議に思い、たずねた。

 

「あんたは、できもしない無謀な賭けをして、負けて、100ドル払ったくせに、いったい何がうれしいんだい?」

 

Tシャツ姿の男は、答えた。

 

「あそこの高級スーツを着た紳士と、1000ドル賭けたのさ。オレがこの店の中でおしっこをまきちらしても、バーテンダーは、怒るどころか、笑みを浮かべてくれるって」。

 

 

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