ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

英語のジョークや冗談から秀逸なネタを選び、アレンジして日本語でご紹介。ブラックジョークやちょっぴりエロいアダルト系の小ばなしも含まれることをご了承ください。ユーモアは心の潤滑油。お気軽に、お楽しみください。

(今日のジョーク)大企業のCEOへ就任した男への3通の封筒

ある大企業のCEOが辞任を表明し、新しいCEOが任命された。

 

前任のCEOは、数日かけて新CEOに業務の引き継ぎを行った。

 

ひと通りの引継ぎを終え、いよいよ会社を去る直前に、前任者は個室で後任の新CEOに封筒を3通渡した。

 

「いいかい、この3つの封筒は机の引き出しの奥に大切にしまっておくといい。そして、もし、どうしても解決が難しい問題に直面したときに、これを一通ずつ開けるんだ」

 

新任のCEOはその3通の封筒を受け取り、言われた通り机の奥にしまった。

 

彼が就任する前に停滞気味だった会社の業績は、しばらくして回復した。

 

しかし、半年ほど過ぎて、売り上げが伸びなくなり、利益も減り始めた。

 

苦境に陥った新CEOは、ふと、前任者が残してくれた封筒のことを思い出した。

彼は、そっと机の引き出しをあけ、一通目の封筒を取り出した。

封筒には、一枚の紙が入っていて、次のように書かれていた。

 

「前任者のせいにしろ」

 

男は、記者会見を開いた。

そして、今の会社の業績の伸び悩みは、前任のCEOに責任があった、と説明した。

彼の説明に満足した株式市場関係者は、新任のCEOに好意的な反応を示した。

会社の労働組合もこの会見に満足し、会社の立て直しに協力を表明した。

 

しばらくして、会社の業績は再び回復し、株価も上がった。

 

しかし、半年ほど過ぎると、また、売り上げが停滞しだした。

製品の不具合まで露呈した。

 

彼は個室で悩み、机の引き出しから、2通目の封筒を取り出した。

そこには、一枚の紙が入っていて、次のように書かれていた。

 

「組織を変えろ」

 

彼は立ち上がり、大規模な組織改革に着手した。

会社の業績は、再び、上昇軌道に乗った。

 

今度は2年ほど、順調だった。

 

しかし、また、会社の業績が行き詰まり始めた。

 

彼は社長室で頭を抱えた。

そして、机の引き出しから、祈るような気持ちで、3通目の封筒を取り出した。

 

そこには、一枚の紙が入っていて、次のように書かれていた。

 

「封筒を3通、用意しろ」

 

 

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