妻のグレースの誕生日。
勤め先から仕事を終え、夫のルイスが帰ってきた。
ルイス:「グレース、誕生日おめでとう!」
グレース:「どうもありがとう」
ルイス:「ところで、君は以前、エルメスの緑色の高級バッグが欲しい、って言っていなかった?」
グレース:「え!そうよ!!もしかして、覚えてくれていたの!?」
ルイス:「もちろんさ!今日は君の誕生日だもの。あちこち探して、同じ色の歯ブラシを買ってきたよ」
妻のグレースの誕生日。
勤め先から仕事を終え、夫のルイスが帰ってきた。
ルイス:「グレース、誕生日おめでとう!」
グレース:「どうもありがとう」
ルイス:「ところで、君は以前、エルメスの緑色の高級バッグが欲しい、って言っていなかった?」
グレース:「え!そうよ!!もしかして、覚えてくれていたの!?」
ルイス:「もちろんさ!今日は君の誕生日だもの。あちこち探して、同じ色の歯ブラシを買ってきたよ」
白雪姫は80歳になった。
長年連れ添った夫の王子様は昨年亡くなり、寂しい生活を送っていた。
老いた白雪姫はひざの上に飼い猫のジョンを乗せ、木の椅子に座って、お城のベランダから外を眺めていた。
そこへ、小人の妖精が現れた。
妖精は、寂しそうにしている白雪姫に、かつて、小人の仲間たち7人がお世話になった礼を言い、「あのときの恩がえしとして、願い事を3つかなえてあげますので、何なりとお申し付けください」といった。
最初、白雪姫は、半信半疑だった。
そこで、一つ目のお願いとして、「この木製の椅子を金の椅子に変えてみてください」と頼んでみた。
小人の妖精は、「お安いご用です!」といって、魔法の杖をひと振りした。
すると、空に稲妻がとどろき、白い煙に包まれた木製の椅子は、純金の光り輝く椅子になった。
白雪姫は目を丸くし、驚いた飼い猫のジョンは白雪姫のひざの上から転がり落ちた。
「どうです?さあ、2つ目の願い事を言ってみてください」と小人の妖精は言った。
今やしわと白髪だらけになって老いていた白雪姫は、すがるように言った。
「私を、美しかったあの20歳の頃のような若さに戻してください」
小人の妖精は、「お安いご用です」といって、「えい!」という掛け声とともに、また魔法の杖をひと振りした。
白雪姫は虹のような光に包まれ、気が付くと、若くて美しい20歳の頃の容姿になっていた。
「残るはあとひとつです。どんな願いごとになさいますか?」と小人の妖精は微笑んだ。
「では、そこにいる飼い猫のジョンを、若い美男子の王子にしてください」と白雪姫は言った。
「いいですよ。そーれ!」と小人の妖精は三たび魔法の杖を振った。
飼い猫のジョンは宙に浮き、パーンと大きな音がしたかと思うと白い煙におおわれた。
そして、白雪姫が気が付くと、そこには長身でマッチョな美男の若い王子が立っていた。
「これでご満足いただけましたかな?」と言いながら、小人の妖精は笑みを浮かべ、やがて姿を消してしまった。
若い王子になった飼い猫のジョンは、白雪姫に歩み寄り、キスをした。
そして、ほほを赤くした白雪姫に向かって、ジョンは悲しそうにこう言った。
「ああ、愛しの白雪姫様。あなたはきっと、3年前に私が去勢手術を受けたのを忘れていたのですね」
あどけない表情の7歳くらいの小さな女の子が、ペットショップに入ってきた。
女の子は、店の中をちょこちょことした足取りで歩き、ペットショップのオーナーのところにやってきた。
女の子:「おじさん、あのね、あたし、ウサギが欲しいの」
オーナーは、女の子の顔を見て目を細め、ウサギのケージの前に連れて行き、微笑みながら説明した。
オーナー:「ウサギはかわいいからね。うちではこのロップイヤーとネザーランド・ドワーフという種類が人気だね。ほら、見てごらん、くりくりっとした目をして、とっても可愛いだろう?お嬢ちゃんは、どちらのウサギがいいかな?」
女の子:「どちらでも大丈夫よ。うちのニシキヘビは好き嫌いがないの」
夜中に、一人の男がスマホで警察に電話をしてきた。
男は酔っぱらっているようだったが、慌てた口調で、電話に出た警官に叫んだ。
「た、大変だ!俺のクルマのハンドルが盗まれている!」
警官は盗難事件の通報を受け、現地に向かう準備をはじめた。
すると、すぐに同じ男からまた電話がかかってきた。
「た、大変だ!ハンドルだけじゃない。アクセルもブレーキペダルも消えている!!」
警官は出動の準備を急ぐことにした。
すると、すぐに同じ男からまたまた電話がかかってきた。
「た、大変だ!ハンドルとアクセルとブレーキペダルだけじゃない。スピードメーターも、ダッシュボードも消えている!!」
警官はこれは一人では手に負えないかもしれないと考え、他の警官たちにも応援を頼むことにした。
すると、すぐに同じ男から4度目の電話がかかってきた。
「うーん、もしかしたら、ここは後部座席かもしれない」
最近、顔のしわが増えた上流階級の婦人が、しわをとるための美容整形手術を受けた。
整形手術の方法は簡単だった。
まず、両方のこめかみの上の肌に浅い切れ目を入れ、下の皮膚をぐいっと上に引っ張ってピンと伸ばす。
余った端の部分はちょんと切って捨て、伸ばした皮膚をそのまま顔にくっつけてやる。
そうすると顔のしわは、まっすぐにのび、きれいな肌になった。
数か月して、婦人は再び顔のしわが気になるようになった。
そこで、同じ手術を受け、やはり両方のこめかみの上に少し切れ目を入れて皮膚を上に引っ張ってもらって、しわをまっすぐきれいにした。
婦人はこの手軽な手術が気に入った。
肌のしわが気になるたび、この手術を受けて皮膚を上に引っ張って伸ばした。
ところが、何度かこの手術を繰り返して肌を伸ばしているうちに、婦人は、異変に気がついた。
いつの間にか、胸毛が生えていたのだ。
婦人は、「この胸毛はどこからきたのかしら?」と不思議に思った。
しかし、相変わらず、顔のしわが気になる度に、肌を上に引っ張ってしわを伸ばす手術を繰り返した。
そのうち、胸毛は消えた。
そして、あごにひげが生えていた。